楽市楽座が仙台にやって来た❣

こんにちは!

今日も亀屋石材のブログを訪れてくれてありがとう!!ございます!

野外劇団「楽市楽座」ついに!仙台上陸!

6月24日(土曜日)から6月26日(月曜日)の3日間、錦町公園にて野外劇が開催されます。
「楽市楽座」野外劇~炎の鳥~
入場無料(投げ銭あり)
開演時間:19時 (開場18時半

子供も大人もお年寄りも笑って泣ける不思議な現代神楽劇!
水に浮かんだ廻り舞台の上でクルクル回りながら唄ったり、踊ったり
スタッフ無しの生演奏!

楽市楽座の野外劇は宮城ではこの3日間だけになりますのでお見逃しなく!!

普段の錦町公園の中に「ポツン」と廻り舞台が出来ている筈です。
夕暮れの時間帯から何やらギターのつま弾く音が聞こえてきたら開場のサインです。

どうぞこのコラムを見てる方、偶々見た方もこの機会をお見逃しなく!!


Father`s Day in 秋保

今日も亀屋石材のブログを訪れてくれてありがとうございます。

今日は「父の日」も近いので秋保より愛情たっぷりの親子愛を秋保石採掘場からご紹介しますね!

秋保と云えば皆さんご承知の秋保温泉街ですね。沢山の旅館・ホテル・お宿が立ち並び自然豊かな温泉街。「秋保ヴィレッジ」を通り過ぎた向かいの山の坂道を上がっていくと採掘場があります。秋保石は昔から宮城の銘石として親しまれてきました。
「蔵」「塀笠」「石垣」「敷石」「護岸工事」などと少し前の時代では主流と云っていいほど秋保石は至る所で使われておりました。もちろんお墓なども秋保石で外柵などは作られていました。寺院などの門扉などにも数多く使用されておりました。近年では数多くの外国輸入材などに紛れてしまい、地元の「秋保石」の影は薄くなっていきました。

ここ令和になって仙台市内の各企業や自治体が市内飲食店などがこの「秋保石」の魅力を新しく発信してます。秋保石で小物を作ったり、秋保石で作庭したり、飲食店舗の外にベンチイスとして利用したり、事務所の内装壁で使用したりと、以前とは違うアートな方面で使用されているのが目立ちます。

そんなわけで私も、いざ秋保へ石を買い付けに出向いてみました。

秋保石採掘場
秋保石の採掘方法
力加減も必要
再度レールを移動させて掘削
父の日のプレゼントでファン付きベストのお着替え中❣

なんとも良い場面に出くわしてしまいました!「父の日」でプレゼントされたファン付きベスト。お父さん88才の米寿、息子さん55才。お父さん65年の石屋歴!!
私も実は、このお父さんから石の積み方を教わったのです、若かりし頃に。。。
このお父さんが65年かけてあの石山をここまで削って来られたのです。


今、あなたがどこかで腰かけて座っている石が秋保石ならココの山の秋保石かもしれません。

どの業種も技術も価格もあがっていく中、採掘場は時間が止まっているかのように昔のやり方で昔の時間で流れている気がしました。

宮城県が誇る秋保石。岩肌も優しく、経年の色の変化も楽しめる「秋保石」
そしてこんな愛情溢れる人間国宝級の方が守り続けた秋保の山。


皆さんも是非この「秋保石」の魅力に取り付かれてみてください。
日本全国どこ探してもこんな秋保石のような軟石は実は無いのですよォ~

撮影場所:秋保 櫻井石材産業採掘場

菅谷不動尊 利府町

亀屋石材のブログを訪れてくれてありがとうございます。

今日は地元、利府町の菅谷不動尊内にある「宝篋印塔」の修理に携らせていただきました。「宝篋印塔」(ほうきょいんとう)と云います。

地震の影響で古い石碑が倒れたままでした。険しい山の中にある為に工事費用がかさむような場所でした。

お不動様の信者の方の「ちゃんと直してあげたいんだ」という強い気持ちを伝えられ
、私の気持ちも動きました。私が中学生の頃に学校帰りにいつも寄り道してアイスを買って食べていた「お店」のお婆さんだったからね。そりゃあ私も恩返しのつもりで
動きます!

山に入ると草木が生い茂る中、倒壊した石碑は伸びきった草木に覆われていて原型が判らないほどでした。

菅谷不動尊内 宝篋印塔

草木を刈っていくうちに露わになって倒壊してる石碑は宝篋印塔だと思いました。

昔のお墓の形と云えば、泥人形、芋割型、五輪塔、多宝塔、宝篋印塔、とあるように
このお墓は、位(くらい)の高い方のお墓だったのだろうと思います。
古い為に彫刻もほぼ判らなくなっており、文献も残っていないようです。

埋まりかかっていた石を拾い上げ組み立てていくと、それはそれは当時の手仕事の匠の技が詰まった宝篋印塔でした。上蓮華、下蓮華が彫刻され、四方には梵字が刻印され、宝珠と呼ばれる上の長い部分の石は「小叩き仕上げ」が施されているものでした。

昔々の職人の手仕事、そしてこれらを山中へ一つ一つ運んでいる様子が目に浮かびます。相当な労力だったに違いません。
我々の場合は必死の思いでここまで移動型クレーンを運び込み、ラジコン操作で組み立てて行きましたが、感慨深くこの仕事をさせていただきました。

凛とした姿で佇む「宝篋印塔」。

ここを歩く参拝者さまにも沢山見て頂けるように、さっぱりと草木を刈りました。
お墓は3メーター程高さあります。

石が古い為に耐震ボルトや穴あけなどは一切してませんが、地震でまた倒れたら、、
必ずまた直しに来ますよ❣ 何度でも直しますよ❣

ここの「菅谷不動尊」では境内の後ろにあるお不動様から「湧き水」がまだ出ており時折、参拝者が水を汲みに来るほどです。眼病に効くという諸説もあります。
出会った方は「お酒の水割り用に、、」なんておっしゃってましたが、いずれにしても効きそうですね。

良いご縁からとても清々しいお仕事をさせていただきました。

協力:石工只ノ