今日も亀屋石材のブログを訪れてくれてありがとうございます。
今日は「父の日」も近いので秋保より愛情たっぷりの親子愛を秋保石採掘場からご紹介しますね!
秋保と云えば皆さんご承知の秋保温泉街ですね。沢山の旅館・ホテル・お宿が立ち並び自然豊かな温泉街。「秋保ヴィレッジ」を通り過ぎた向かいの山の坂道を上がっていくと採掘場があります。秋保石は昔から宮城の銘石として親しまれてきました。
「蔵」「塀笠」「石垣」「敷石」「護岸工事」などと少し前の時代では主流と云っていいほど秋保石は至る所で使われておりました。もちろんお墓なども秋保石で外柵などは作られていました。寺院などの門扉などにも数多く使用されておりました。近年では数多くの外国輸入材などに紛れてしまい、地元の「秋保石」の影は薄くなっていきました。
ここ令和になって仙台市内の各企業や自治体が市内飲食店などがこの「秋保石」の魅力を新しく発信してます。秋保石で小物を作ったり、秋保石で作庭したり、飲食店舗の外にベンチイスとして利用したり、事務所の内装壁で使用したりと、以前とは違うアートな方面で使用されているのが目立ちます。
そんなわけで私も、いざ秋保へ石を買い付けに出向いてみました。





なんとも良い場面に出くわしてしまいました!「父の日」でプレゼントされたファン付きベスト。お父さん88才の米寿、息子さん55才。お父さん65年の石屋歴!!
私も実は、このお父さんから石の積み方を教わったのです、若かりし頃に。。。
このお父さんが65年かけてあの石山をここまで削って来られたのです。
今、あなたがどこかで腰かけて座っている石が秋保石ならココの山の秋保石かもしれません。
どの業種も技術も価格もあがっていく中、採掘場は時間が止まっているかのように昔のやり方で昔の時間で流れている気がしました。
宮城県が誇る秋保石。岩肌も優しく、経年の色の変化も楽しめる「秋保石」
そしてこんな愛情溢れる人間国宝級の方が守り続けた秋保の山。
皆さんも是非この「秋保石」の魅力に取り付かれてみてください。
日本全国どこ探してもこんな秋保石のような軟石は実は無いのですよォ~
撮影場所:秋保 櫻井石材産業採掘場