梵字仏石塔の建立

今日も亀屋石材のブログを訪れていただき有難うございます。

昨日の雪天候で延期した「梵字仏石塔」の建立工事を完成させました。
これも一重に「よっちゃん庭工房」の小幡さん率いる石組み職人たちの
素晴らしい仕事により一層「仏石塔」も引き立ちました。

今回の施主様は以前、石巻渡波にご実家があり東日本大震災により大きな被害を
受けました。現在の渡波地区は綺麗に整備され新しい住宅も増えてきております。
しかしながら、住民たちの生活では大きな変化も伴い「家庭環境の変化」「不登校」
「家庭崩壊」なども多く聞かれたようでした。そのような状況を少しでも浄化させたく
施主様は今回の「仏石塔建立」を考えておられました。

遡れば、半年前に施主様のその意向を聞きお客様と一緒に県内の自然石やモニュメントを探して回りました。
そして丸森の大倉山の竹林に立つ「梵字仏石塔」を見つけました。

イメージ通りの石塔に出会う事が出来ました。

そして梵字仏石塔のイメージを以って「よっちゃん庭工房」の職人たちが
この石塔を鎮座させる土台となる石垣を作成していきます。

恰好の良い松を傷つけないように、脇からクレーンの頭を挿しこみながらの吊り荷作業。

無事に「梵字仏石塔」の建立工事が完成いたしました。

そしてこの梵字、(カンマーン)不動明王を意味します。
除災招福、病気平癒、疫病退散、家内安全、身体健全と怒りの形相を下に、
全ての人を導き一切の災いを祓う力を持つといわれる慈悲深い仏様です。

見事な「松」蔵王石で組まれた「石垣」の上に不動明王の梵字仏石塔が鎮座して
おります。これからの四季の変化も楽しみです。