今日も亀屋石材のブログを見に来て頂きありがとうございます!
今日は昨今で急激に増えている「墓じまい」についてお話ししたいと思います。
「墓じまい」よく耳にするワードになりました。実際私達も「お墓じまい」の依頼が
年々増えています。
さて、どのような作業かと言いますと、先ず「魂・しん」を抜いたお墓を一つずつバラした石材は産業廃棄物扱いで石材は処分されます。墓所の中にあった土や砂も、残土として処分されます。墓石が上がっていた基礎コンクリートも掘り出して、掘削してからコンクリートも処分します。強固に作られた墓石などは金具やボルト、鉄筋などが装着されているので外したのちに鉄屑として処分します。納骨堂に収まっていた遺骨も回収して乾燥させた後に晒し袋に入れてお客様に引き渡します。「墓じまい」された墓所は新しい土や砂利などを入れ替えて更地にしてから御寺へお返しいたします。
これらが大まかな「墓じまい」の内容です。
いや、これらが私達、石材屋の作業内容です。
何故、いや、と言い直したかと言いますと上記の内容は私達、石材業者の内容で、お客様の「墓じまい」ではないからです。
「墓じまい」を考えておられる方々は沢山の事情があるように思えます。先ずはご親戚や兄弟、ご家族で話し合い、了承を得てから菩提寺であるお寺にご相談されるのが第一に必要です。その時により良い解決策やその事情に沿った解決策がご住職から提案されるかもしれません。あくまで「墓じまい」は最終手段であるべきと思います。
昨今では「墓じまい」でのトラブルも良く耳にします。
例えば、現代の樹木葬などに移行される方が、先に樹木葬への契約を済ませた後に御寺へ「墓じまい」を依頼するパターン。(コチラもあくまでも契約事ですので先に御寺の了承や相談は必要だったと考えます。)
または、ご親戚や本家、分家などに相談せずに「墓じまい」の契約を石材業者と進めてしまう等(コチラもご親戚者に反対意見があると御寺や業者との契約も進みません)
実際にこれらの問題はよくあるのです。
何はともあれ我々のご先祖様仏様のことですので、しっかりと考え、今までの感謝や敬意を忘れてしまってはならぬ事なのです。現代社会に於いて費用や効率などが先行してしまいがちです。近年では「お墓の引っ越し」だって石材業者にしたら簡単な事なのです。
実際に私も山口県から宮城県へ「お墓」と「遺骨」を引っ越しさせた事もあります。
「墓じまい」「寺離れ」「樹木葬」「海洋葬」の新しい言葉はビジネスが作っていく言葉なのです。どれも無償ではありません。時代も世相も変わってゆくものではありますが、その選択時に必要な事は「前に進むためのもの」、今までに感謝を示してこの先の人生をより良く過ごせるような事でなければならないと思ってます。
トラブルの無いように慎重に考慮していくことをお勧め致します。
ここからは持論ですが、これからはお墓をお持ちの方々は結婚式も仏前式で菩提寺で結婚式をすれば良いのにと思います。指輪交換の代わりに数珠交換をして、眠るご先祖の前で結婚式。
日本人はなぜか、結婚式は神社、教会、七五三、初詣は神社。そして亡くなった時だけ仏前。
大変な費用が掛かっているように思えますね。全てビジネスに追従してしまったのか?!
さてさて、クリスマスも近くなって来ましたね!(笑)
今年もクリスマスプレゼントだけは当たり前のように準備しなきゃいけない!?(笑)っちゃいますね、ホント。まァ、親からしてもらっていましたから私もね。しますよね私も。