今日も亀屋石材のブログを訪れて頂きありがとうございます。
今日はまた一つのお別れが来てしまい、思い出を書き残そうと思います。
私にとっての「恩師」それは中学時代(利府中学校)のバスケット部の顧問、佐藤昌士先生
です。当時の利府中学校バスケット部の黄金時代のみならず宮城県のバスケットボール協会に多大なる貢献と情熱的な技術指導を残した人物だと感じています。
当時の利府中学校のバスケットボールは全国レベルでした。強豪桜が丘中学とは常にライバル。昌士先生はユニークな面も持ちつつ時に厳しく(中高生が持ってしまう生意気さには特に厳しく、逃げられない壁でもあった)
バスケット部のマネージャーをしていた私(1年の夏休みに悪さをして以来マネージャーに降格、、)
そう、私はいつでも監視下に置かれていた(涙)。でもその立ち位置から色んな事を学べた良い時間でした。マネージャーは部員の練習のサポートや、練習試合の審判、などを経験した。
審判などしているとプレーをしている選手の動きを止める行為が多々あるので、中途半端な気持ちだと文句を言われる事が沢山ある。同学年や下の学年からも文句を言われる場面もあり毅然とした態度と決断力は此処で培われたと感じています。
昌士先生の指導力の中で後年に渡り私に影響を与えたエピソードを一つ紹介したいと思います。30数年も前の事で記憶も定かでは無いのですが、
ある試合で接戦の中繰り広げられる試合展開の中、僅か1点差で勝利目前の利府中。残り時間が僅か20秒。そのまま相手にシュートをさせなければ勝てる試合の中、タイムが掛かりお互いのチームが気を引き締める為に各々の監督のもとへ、、、、すると昌士先生は突然「残り20秒をゾーンで守り抜け!」とバスケットボール、いや勝負の世界を知る者は(マンツ―マンで守る方が良くないか!?)と思うはずである。マンツーマンとは一人に対して一人がしつこくガードする防衛パスを出すにもシュートするにも厄介な存在になる事なのであるが、それがゾーンという事は五人なら五人が中に入られないように五人で距離を見計らいながら相手が遠距離でしかシュートできないようにするのである。これも賭けではあるのだが、、、、。
確率的にはマンツーマンで守った方が有利なのである。。。。
残り10秒過ぎたころに相手が放ったシュートが決まり逆転されてしまった。すぐさま反逆に出るがわずか数秒ではドラマのようには行かずに敗戦となった。悔し涙と何故!?が頭の中を巡っていた。試合終了後はプレイヤーの中には憮然とした態度を取っている者もいるほどに納得がいかない様子だった。その後、選手達が集められ昌士先生から反省と指導を受けた。
その言葉の中に「普段から練習を見ていると一人だけ仲間外れに見えていた部分がある」と
「その仲間意識のままでマンツーマンをしても必ず抜かれた人間のせいになる」普段のコート以外での生活態度も大きく戦い方に影響してくるのだ。と言い放った。
私は生徒側で見ていた方なので、先生には見えてない部分も知っていたが、その言葉が物凄く崇高な物言いに思えてならなかった。勝利だけを目指しているのではなく教育者としての一面を見て勝利と教育を天秤にかけあっさりと教育を選択した昌士先生に心が高ぶったのを覚えている。その場面に立ち会えた事は私の人生の中でとても重要な場面であった。その時に優勝したチームには申し訳ないがワーワーキャーキャーと勝利を喜んでる姿が幼く見えるほどに一瞬にして成長した瞬間だった。
私にそんな経験をもたらしてくれた恩師、佐藤昌士先生。当時は悪戯好きで大分げんこつも頂いたが最後にはとても綺麗な物を頂いた。
体格差があるチームにも徹底した基礎力と走り勝つ奇跡を実現させていた数少ない最高の指導者だったと思います。こんな指導者に巡り合えた事、が私の人生で自慢できる事です。
そんな強靭な指導者も桜が散っていくのと同時に旅立ちました。
最大の敬意を以って見送ろうと思います。
「私の心にも昌士先生の教えが宿っている事に感謝してます、先生ありがとう!!」
