こんにちは。
今日も亀屋石材のブログを訪れて頂きありがとうございます。
今週は暖かい日も増え始め花粉も飛散し始めました。朝と夜に目と鼻がグズグズと
集中力が奪われてしまう季節(涙涙
そして来週17日はお彼岸入りです。
我々もお彼岸前の菩提寺の清掃作業/除草作業も終えて一段落です。
時代はお墓離れ、お寺離れ、などと云いますが「お彼岸」「お盆」「秋彼岸」になると
沢山の参拝者が来ているので従来通りの流れであります。
今年は1月から納骨や戒名彫刻などの依頼が続き、団塊世代の方々が多く見られます。
正に私の親世代の方々ですね。気丈に戦後の日本を担って集団就職などを経験されて来た世代です。
さて!来週からの「お彼岸」にお墓参りに行かれる方々にメンテナンスの良い例を今日は一つ
紹介したいと思います。ご依頼者様の協力・承諾によって写真掲載をさせていただきます。
しかも、御依頼者様は私の高校時代の恩師(汗)先生!ありがとうございます!
若かりし恥ずかしい時代を見守ってくださり、尚も私の仕事にも快く協力して頂き深く深く感謝いたします!
題して!
【階段式のお墓をお参りし易くフロア型にする方法!】
コチラは4㎡のお墓です。

施主様からの依頼は「階段は危ない」「濡れている時は滑りやすい」「雑草取りが大変になって来た」「もっとシンプルにしたい」などが強い要望でした。
そして、打ち合わせをした後に形状を大きく変えずに改装工事したのがコチラ

スッキリしましたね~。
作業内容は?と云うと
★狭さを感じさせた有縁無縁供養塔の撤去
★狭さを感じさせたお地蔵様台座の撤去(コチラは水子もいないが付属していた)
★草が生えないようにと上段の貼石工事
★滑りやすい階段石の撤去
★間仕切りを付ける為に白御影石1本取り付け
★階段跡地に滑り止め加工の貼石工事
★フロアを狭く感じないように物入れ石を上部に設置
上記の7つの作業項目のみでこのように綺麗に整頓されていきます。
新しく注文した部材は間仕切りの白御影石1本と貼石に使用した板材のみです。
昭和の時代に建てられた「お墓」は多くが門柱が左右にあり、階段石が2段くらいある。
このようなスタイルが主流でありました。近年では多種多様化してデザイン性のあるものや
もっとコンパクトにしたもの、などに変わっていきました。そして東北は忘れもしない14年前の東日本大震災の多大な被害で、お墓に付属している「お地蔵様」や「置き灯篭」や「法名碑」などが軒並み倒壊されてました。あの震災以降、新規で「お墓」を購入される方々は「横型石碑」やシンプルな形を求めていくようになりました。代々から続く「お墓」を引き継がれる方も今後の地震の被害、実用性、など考慮するようになったと感じています。
そしてお墓はは「高い買い物」になっている現代ですから、何か形を変えたいとか、実用性のあるものにしたい、と考えていても高額になるだろうと考えてしまい、なかなか石屋さんに相談には行かないものです。正直、当社でも展示場に直接、修理や改装工事で依頼されるお客様は少ないです。現場仕事中にお檀家さんやお墓参りに来られた方に聞かれる事は多々あります。(皆様が同じような事象で気にはなっているんだな、と感じます)
そのような理由もあり、私は今回このブログを通じて皆様に持っている「お墓」を利用して実用的に改装していく事を推奨したいのです。我々は石材加工、施工のプロですので「お墓」を見ればポイントポイントで実用的に無駄なく仕上げる事は可能です!予算があればその範囲内で考えてのご提案も可能です。私も今は高齢になった母とお墓参りをしますがお墓に手擦りを付ける事も簡単にできます。(コチラはのちのブログのネタにしますね)
でも石屋さんは沢山の石材を使ってもらってナンボでもありますが、先代の方々が作ったお墓を改装しながら利用していく事の方がスマートな気がするんです。
来週からお彼岸です、お墓の事でご相談有ればいつでもご相談ください!
高校時代の恩師に対応したよう(照(笑))に真摯に皆様のご相談にのります!
