アルゼンチン・コスキン

以前、ホームページの中で「施工例・記念碑」というメニューで写真だけは掲載させていただいた「鎮魂之碑」。日系無縁墓の事を書かせて頂きます。

今年二月に福島県川俣町の町長はじめ川俣町に住む高校生の数名が表敬訪問でアルゼンチン・コルドバ州コスキン市を訪れました。
川俣町とコスキン市は姉妹都市であり、コスキン市では毎年二月にフォルクローレ音楽祭が大規模に行われ町全体が1週間から10日ほどフォルクローレの音楽に彩られます。各外国からもゲストとして1組が選出され二万人が入る会場は人々に溢れ南米音楽ファンで賑わいます。
その音楽祭に2011年二月に「ロス・ミドラス」のグループの一人として参加しました。
私は初めて海外での公式な場で演奏、と初、南米大陸ということもあり好奇心沢山でコスキン市にたどり着きました。綺麗な山々に囲まれ、綺麗な川が流れるコスキン市。コスキン市に永住されていた(͡故)水溜さんに案内されながらコスキン市のお話等を聞かされました。アルゼンチン人の感覚と日本人の感覚を面白可笑しく説明してくださったり、時に日本での風習や季節などを懐かしそうにお話してくださいました。そのお話の中に、その昔コルドバ州コスキン市には日本人の結核収容所があり、志半ば病に倒れ自国日本に帰れずにここコスキン市に眠っている魂が20数名おられるというお話を聞きました。アルゼンチンではスペイン語にほぼ近いアルゼンチン語でお話されてますが、墓石に彫られている文字もスペイン語で表記されているということも知りました。
私は直ぐに自分の職業を告げました。すぐに自分の役割と感じていました。

音楽はきっかけであって、もしかしたら私はこの為にアルゼンチンまで来たのかもしれない。と。
その後、(故)水溜さんと相談しながら日本語で表記され、扇子の形をした石板に花を刻むデザインを考えました。

アルゼンチンという日本の裏側まで行っても私は私でありましたwww

その「鎮魂之碑」を、今回川俣町関係者として同行された斉藤氏がご自身のブログで「鎮魂之碑」の事を書かれていました。
懐かしく、当時の頃を想い読ませていただきました。
(以下 リンク張りますので拝読下さい)

http://www.cosquin.jp/blog/page/2?fbclid=IwAR2BxoSJsVv2fyaZQ8eFcSt39bKhiwCrLMu-t6KBpusnbKiyxSQHSpPE-HM

2011年二月に帰国した私たちは三月、あの震災に遭いました。
自分達の生活も脅かされたあの震災の中、地球の裏側で交わした約束は忘れないように内ポケットに秘めて置きました。

亀屋石材の石がアルゼンチン・コルドバ州コスキン市の墓地にも1基建っているのです。
斉藤氏のブログでの写真で川俣町の子供達が皆揃ってお墓に手を合わせている写真がありました。手を合わせる場所を作るお手伝いができたのだなぁ。。。
と胸が熱くなりました。感謝です!
この「お盆」の時期に斉藤氏のブログを読むことが出来たり、また日系無縁墓の事に想いを馳せることが出来たりと、やはりお盆には皆さん故郷帰りをするんでしょうかね!?

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