石屋と乞食は角で泣く

河北新報社のマイベストプロでのコラムと重複する内容になりますが
気にされてる方々は多いと感じてますので亀屋石材のブログでも紹介
させて頂きます。

世の中は「コロナウィルス」の話題で持ち切りですね。
世界的な拡大規模でパンデミック宣言まで挙げられ今後の状況が心配です。
私的にはなるべく外食を避けております。
一刻も早くワクチンや改善策がみつかりますように。。。

さて、17日から「春彼岸」に伴い、お墓のお掃除やお手入れにお出かけする方々も
多いのではないでしょうか?

先日、お客様から「灯篭の角を丸くして欲しい」とのご依頼がありました。
その理由は、お墓のお掃除の際に頭を灯篭の角にぶつけそうで怖い。
と云う理由からでした。


確かに、「角置き灯篭」の笠石の先はとても鋭利に加工されてます。

角置き灯篭の笠石の角


写真のように先は鋭く尖って磨きが施されております。
これでは小さいお子様や一生懸命お掃除に熱中されているときなどはぶつけてしまったら!?
と心配になります。

このような依頼を受けて現場にて丸く加工致しました。

笠石の角を丸めた写真


丸く加工してもさほど気にならないように少しだけ丸みを付けます。

お掃除などしてて気になる方もいらっしゃるのではないかと思いこの度コラムを書かせて頂きました。

昔に「石屋と乞食は角で泣く」という粋な職人用語がありますが、
石で角の鋭利な加工と磨きをするには熟練した技術が必要で石屋さんは毎度「石の角」には泣かされます。
乞食も通りの角に立って「泣く」というところからの比喩でしょうか?

「春彼岸」には花粉が酷い時期でもありますので一生懸命「お墓のお掃除」をしてるうちに濡れた石で転んだり
頭をぶつけたり無いように気を付けてお墓参りをされてください。

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