フロア石の修繕

続く地震の影響でお墓の修理、修理見積、など沢山のご相談があります。
その一つとしてフロア石の修繕を紹介します。

地震で倒壊された石がフロア石に落ちてフロアにヒビが入ってしまった事例です。

フロアに石が落ちてヒビ割れが生じた例

通常ならばフロアの解体→新規フロア石の準備→下地コンクリートの再生→貼石工事
という流れになり、場所や石の種類にもよりますが工事日数は3~4日程度かかります。フロア自体の修理にウン十万かかると思います。
その他の石の修理と合わせれば・・・また費用もかさみます。
突然予期せぬ地震がやってきて、墓石の修繕費の出費が痛い!
これは皆様が経験あると思います。

今回は施主様の了解を得て、薄い敷石をこのヒビ割れた敷石の上に、モルタルで勾配をとりながら貼石工事をしました。

ヒビ割れの上に貼石工事

以前の敷石とは異なりますが、滑りにくいバーナー仕上げの板材を使用してます。
板材は単価も安く、解体工事や、下地コンクリートの再生、の工程を省くので作業工賃も従来よりも大分お安く提供できるやり方です。所要時間は1~2日程度
(下地の劣化が激しくない状況に限ります)

このように、墓石の修理方法も工夫をこらしてニーズに併せて進化していきます。

フラット墓石の白タイプ!

好評いただいてる「フラット墓石」!の白タイプを先月建てて参りました。

今回は全体を白御影で統一し、竿石の部分に黒御影石を用いて彫刻部分がはっきりと
見えるようにしました。
脇にちょこんと立っているお地蔵様は川崎町の「石ん子地蔵」を選んでいただきました。

彫刻は福島の「スガタ彫刻」さん
お地蔵様は川崎町の「石ん子地蔵」さん

今回は納骨堂に採光する為の擦りガラスに家紋を彫刻されました。
オリジナルな「フラット墓石」に仕上がりました。

フラットにすることでこのように墓地の敷地を広く、皆さんが集って談笑
したり、お子様も歩きまわったりできるように、開放的な墓所になります。

このところ宮城県は地震が続いておりますが、地震のたびに「法名碑」や
「灯篭」、「供養塔」など修理されている方々も多いのではないでしょうか?
そのような心配も「フラット墓石」なら安心です。
独立して立っているものが少ないですから、よほど大きな地震でなければ
被害は最小限にとどめてくれます。
従来の外柵石と違って組み合わされてる部分も少ないので修理する際でも大きな工事にはならずに部品交換や手直し程度で済むのもメリットです。